「物忘れ」もシニアの特権!クヨクヨ心配しないこと

気負わず緩い生活は如何!

|「忘れられる」ことはシニアにとって大きな力です!
「最近、物忘れが酷くなって、ミスが目立ってきた」そう思う人の中には、起きてしまったミスをいつまでも引きずって、すっかり落ち込んでしまう人もいます。

「また失敗してしまった」「余計なことを言ってしまった」・・、何度も思い返して後悔だけを繰り返してしまう。


大切なことを忘れてしまうのは、当然困りますが、小さなミスなら、寧ろ忘れてしまった方がいい。


相手を傷つける様な言動をしてしまったと思った時も、相手が本気で怒ったり傷ついたとしたら、何らかのアクションや反応してくるはずです。


もし、そのままで状況に変わりがなく話が流れているなら、相手はあまり気にしていないかも・・、それなら徒に蒸し返すことをしなくてもいいでしょう。


ある著名な作家が「老人力」という言葉を使いました。


これは、物忘れや世迷い言、ため息などが頻繁に出るようになったら、それは「老人力」が身に付いてきたということ。


これまで一般的に、老人のマイナス面と捉えられてきたことをプラスに評価したという事です。


もちろん、多くの同輩諸氏は「まだまだ老人ではない」、「老人とは言わせない」と憤慨するかも知れませんが、老人力と言わずに「シニアパワー」に置き換えて認めてみると、肩肘張っていた力が抜けて世間が少し違って見えるかもしれません。


周囲の人に、気遣いのできない人がいたとして、そうした人を「無神経な人」と評価せずに、「鈍感力がある人」とプラスに評してみると、少し印象も変わってきませんか?それと同じです。


失敗や物忘れを気にして、クヨクヨ落ち込んでいても人生もったいない。


すぐに謝ってしまうか、そうでなければ忘れてしまうのが一番。


忘れるのも「シニアパワー」の成せる能力のひとつと開き直ると、気持ちがズ~と楽になります。


次に、日常生活でのチョットした物忘れを考察してみましょう。


|チョットした物忘れはクヨクヨしない!気にしない!

「え~と、あれ?なんて言いましたっけ」「あれ、あれですよ、あれ」、日常で起きる「あれ、あれ問題」シニアの域に入った同輩諸氏には一度や二度・・いや、それ以上の回数、思い当たる節があるのではないでしょうか。

多分、一緒に生活している配偶者や家族には、言いたいことは大よそ思い当たっていると思いますが、敢えて「あれって何?」と時々聞き返してもらうことを頼んでおくことも勧めたい。


具体的に伝えようとする試みは、脳の活性化に繋がるのですが・・。


「あれって何?」をやり過ぎると、「最近、物忘れがひどくなって・・もう歳ということなんだろうな」と落ち込んでしまうことにもなりかねない。


でも、どうでしょう「あれ」が何なのか具体的に言葉に出ないことで、生活に大きな支障がないなら、心配することはないと思っていいでしょう。


そもそも、人の記憶力というのは年齢に関係なく、思っているほど立派なものではありません。


ある研究機関のデーターによると、健康な人でも覚えたことの約40%を僅か20分程で忘れてしまうそうです。


更に、時間の経過と共に記憶はどんどん消えて、24時間後には約75%、一週間後には80%近くも忘れてしまうと言われています。


ほとんどの人の脳は、忘れっぽくできているという事ですが、これに加えて、加齢と共に記憶力は低下していきますから、一週間も経つと80%位は忘れてもそれが普通ですから、「物忘れがひどい」と悲観することはないということです。


物忘れがひどくなって、認知症の前兆ではないかと心配するシニアもいる様ですが、その心配もあまり必要ではないらしい。


なぜなら、「物忘れがひどくなった」という事を自覚できていることで、認知症ではない可能性が高いということの様です。


認知症の人は「物忘れ」を自覚できず、「あなたが言っていることは、絶対に起きていない」という反応をするのが一般的と言われています。


それでも、物忘れをもう少し改善したい、或いは脳を活性化させたいという人もいると思います。


お勧めは二つで、ひとつは「国語辞典」の活用です。


暇なときや時間がある時、国語辞典を手に取ってパラパラっと数ページめくると、必ずひとつや二つは意味を忘れてしまった単語を見つけることができると思います。


この、少しズボラともいえる「勉強」が、衰えた記憶力を甦らせてくれる手助けになるはずです。


世の中にはたくさんの「脳トレ法」がありますが、忘れるのは自然現象ですから、あまり頑張らずに気楽なトレーニングで十分と思います。


お勧めの二つ目は、配偶者である妻との関わり方も重要と思うのです。


|二つ目!自由時間は熟年夫婦円満の秘訣でもあります

一見、物忘れ対策と関係ないように見えますが、熟年夫婦の人間関係が意外にも影響を及ぼしていると思えるのです。

少し横道に逸れますが、熟年夫婦に関する考え方の違いについて、多くのデーターが出ています。


その内のひとつとして、団塊世代の夫の85%は「定年退職を楽しみにしていた」と言いますが、妻側の約40%が「夫が定年になるのを憂鬱」と答えているそうです。


聞いたことのある台詞ですが、「亭主は元気で留守がいい」。


この反対で、今まで会社に行っていた夫が四六時中家にいることで妻がストレスを感じ、その結果、うつ病やノイローゼになるケースも少なくないようです。


これは、病名が付くれっきとした心の病なのですが、夫の方は妻がこれ程のストレスを感じていることにほとんど気が付いていません。


昨今の熟年離婚の増加傾向は、この「主人在宅ストレス症候群」が、原因の多くを占めていると言われているようです。


熟年離婚に至らないまでも、連れ添った夫婦が認知症になった場合、夫の方は妻の顔や名前をなかなか忘れませんが、妻は真っ先に夫の顔や名前を忘れるといいます。


妻が負担に感じている状況に、気持ちを傾ける姿勢はとても大事と思うのです。


「おい、あれはあれ・・何処にある?」「新聞は?お茶は?」「今日、俺に何か予定あったかな?」、奥さんが外出しようものなら「俺の昼飯はどうしたらいい?」・・少し大袈裟かも知れませんが、この状況だけでもほとんどが奥さん任せで、社会人時代と大きく違って、自分では何も考えたり判断していないということです。


脳に楽をさせて、この状況で困らないことを脳は学習しますので、どんどん物忘れが進行しても不思議ではありません。


仮に、夫が家を空ける時間があれば、妻も息抜きができるはずと思うのですが、これを拡大させて、例えば、週に一度は「夫婦の休日」を作ってみては如何でしょうか?


この日は、お互いに自由に過ごしていいことにします。


当然ですが、妻の方は家事をすることも、夫の世話もしませんし、食事も別々に友人達とでも・・或いは一人でも良しとします。


夫の方も、爪切りも自分で探す、食事をどうするかも考える、もっと大きく今日一日、妻に頼らず自分の時間をどの様に有意義に過ごすか?


自分の事は自分で考えて行動してみると、妻の有難みを身に染みて感じると思いますが、それ以上に自分で考えて行動することの大変さと大切さを実感できると思います。


そうなると、「夫婦の休日」以外の日常でも、妻に伝えたいための「あれ、あれ」ではなく、じっくりと思い出して自分に対して指示を出せる様になります。


やってみて損はないと思いますよ!


もちろん、「夫婦の休日」だからと言って、無理して別行動をとる必要はありません。


相手と離れて行動しなければならないと決めてしまうと、それもストレスになってしまいます。


気が向いたら二人で過ごすのもありですし、外出先で待ち合わせるのも非日常的でとてもいい!と思います。


日常生活の中で、「考える」こと意識しなければならないということを実感して欲しいということです。

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